「つなぎびと」のブログ

任意団体「つなぎびと」について、その想いや考え方、目指すものについて書き記していきます。

フリーダム トゥ マリー

皆さん、こんにちは。「つなぎびと」代表の成瀬です。
 
『性」について、皆さんに知識を広める活動を行っている私ですが、まだまだ勉強不足でもあり、また常にアンテナを高く最新の情報を得て勉強しなければと感じております。
 
今日は、知り合いの弁護士の方にご紹介をいただき、「婚姻の自由」と題した講演を聞きに行ってきました。

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アメリカ合衆国では、昨年同性婚が連邦最高裁で法的に認められましたが、今日の講師エヴァン・ウオルフソン氏はその活動「フリーダム トゥ マリー」の中心として活動をされてきた人物です。

 

アメリカは性に対して、オープンで大らかな国というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際にはそうではなく、今回の同性婚の権利を勝ち取る為に40年の月日を費やしてきたそうです。

 

活動の当初は、裁判や投票で負け続けたそうですが、どんなに困難な時でも「私たちは必ず勝つと信じて」活動を続けてきた事が今回の結果を得たのだと話される姿には、これから自分が立ち向かう、「社会を変える、社会は変えられる」という考えに対して、勇気づけられる思いがしました。

 

また、実現のためには、勝利へのロードマップを作成し、ムーブメントを起こし、戦略を練り、様々なキャンペーンを行っていくことが必要だと話されたことも参考となりました。

 

同性婚については、日本ではまだまだ社会で議論が始まったばかりというような現状(実際に、日本ではこれまでに同性婚について争った裁判は0だそうです)ですが、性にとらわれず、自分が愛する人と一緒にいる幸せはすべての人に当然に認められるべき権利であると私は考えます。

 

最後の質疑応答では、「国としてどのような社会を目指すのか」という議論がされなければなりませんという言葉がありました。日本では『性』についての議論がまったく足りていません。家庭でもどんな夫婦を目指すのか、どんな家族を目指すのか話し合われたら家族みんなが団結して、同じ方向を向いて歩いていけるのにと思います。


本日の夜は、札幌市男女共同参画センター様主催の「札幌が女性が働いやすいまちNo1になるために」というシンポジウムに行ってきます!