クラウドファンディング 結果報告
新年度始まりましたね。
本州では桜が満開のようで気分も新たに、スタートを切った方も多いのでしょうね。
「つなぎびと」代表の成瀬です。
さて、「つなぎびと」では1月に団体を立ち上げて、同時にクラウドファンディングにチャレンジしてきましたが、4月1日午前0時に締め切りを迎えました。
目標の50万円に対して、21万3千円。目標対比42%という結果で終了を迎え、今回は残念ながら成功とはなりませんでした。
今回22名の方からご支援をいただく事が出来ました。ご支援をいただいた皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
ただ、成功とはなりませんでしたが、今回こうして社会を変えたい、子どもたちの将来を守りたいという理念や目標を掲げたことによって、新たなつながりができたり、ラジオでお話をさせてもらったりとまた一歩進むことができたと考えています。
今回は成功となりませんでしたが、自分の課題や、これから取り組んでいかなければならないことなど、たくさんの気づきも得ることができました。
今回ご支援を寄せていただいた皆様のご期待に応えるためにも、歩みを止めず一歩づつ歩み続けてまいります。今後ともお気にかけていただき、応援いただければ幸いに存じます。
なお、お寄せいただきました資金につきましては、クレジット決済につきましてはカード会社様からの請求はされません。コンビニからの振り込みをいただいた方につきましては、運営会社のアクトナウ様より近日中にご返金についてご連絡があり、お戻しさせていただきますのでご安心ください。
次の世代に繋ぐ、社会を変える活動は始まったばかりです。新たな仲間と共に頑張ってまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
支援をお願いします!
・春近し
全国的に暖かくなってきて、春はもうすぐそこという感じですね!
北海道札幌でも、例年になく雪が消えるのが早く、思いっきり外で跳ね回りたくなってきた、「つなぎびと」代表の成瀬です。
・締め切り迫る!
さて、今年の1月から取り組んできた「つなぎびと」最初のプロジェクト。
クラウドファンディングによる「性教育」推進計画もあと2週間で
いよいよ締め切りを迎えます。
進捗状況は・・・
目標50万円に対して、18万2千円、達成率36%と厳しい状況です。
すでに、17名の方からのご支援をいただき、金銭のみならず
賛同していただけるというお気持ちを受け取り、日々の活動の励みとさせていただいております。
しかし・・・
・「オール オア ナッシング」
クラウドファンディングの多くは、プロジェクトの立ち上げの時に設定をした目標金額に到達しないとプロジェクト成立とはならず、その場合、それまでにお申し込みいただいた支援は、支援者様のもとに戻るという形式となっています(そうでない指定も可能です)。そう、「100」か「0」か「オール オア ナッシング」なのです。
これまでにお寄せいただいた、皆さんのお気持ちを無駄にしないためにも、何としても目標達成しなければなりません。そして、それがその先にある「性教育」の推進に繋がっていきます。
・最後のお願い
残りの2週間、全力で取り組んでいく決意です。
このブログを見ていただいたおひとりおひとりのご支援をどうかよろしくお願いいたします。
性の知識は、一人ひとりがよりよく生きる為に必要不可欠です。
なかなか声を大にして話せないテーマですが、皆さんの声を代弁して社会を変えていきたいと強く思っています。
どうか、ご協力お願いいたします。
足元を固める
フリーダム トゥ マリー
アメリカ合衆国では、昨年同性婚が連邦最高裁で法的に認められましたが、今日の講師エヴァン・ウオルフソン氏はその活動「フリーダム トゥ マリー」の中心として活動をされてきた人物です。
アメリカは性に対して、オープンで大らかな国というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際にはそうではなく、今回の同性婚の権利を勝ち取る為に40年の月日を費やしてきたそうです。
活動の当初は、裁判や投票で負け続けたそうですが、どんなに困難な時でも「私たちは必ず勝つと信じて」活動を続けてきた事が今回の結果を得たのだと話される姿には、これから自分が立ち向かう、「社会を変える、社会は変えられる」という考えに対して、勇気づけられる思いがしました。
また、実現のためには、勝利へのロードマップを作成し、ムーブメントを起こし、戦略を練り、様々なキャンペーンを行っていくことが必要だと話されたことも参考となりました。
同性婚については、日本ではまだまだ社会で議論が始まったばかりというような現状(実際に、日本ではこれまでに同性婚について争った裁判は0だそうです)ですが、性にとらわれず、自分が愛する人と一緒にいる幸せはすべての人に当然に認められるべき権利であると私は考えます。
最後の質疑応答では、「国としてどのような社会を目指すのか」という議論がされなければなりませんという言葉がありました。日本では『性』についての議論がまったく足りていません。家庭でもどんな夫婦を目指すのか、どんな家族を目指すのか話し合われたら家族みんなが団結して、同じ方向を向いて歩いていけるのにと思います。
本日の夜は、札幌市男女共同参画センター様主催の「札幌が女性が働いやすいまちNo1になるために」というシンポジウムに行ってきます!
ラジオ出演と、来週の予定!
皆さん、こんにちは。
代表 成瀬ができるまで その②
こんばんわ。
「つなぎびと」代表の成瀬です。前回は高校までの生い立ちを振り返りました。代表成瀬ができるまで。今回は大学時代へと入ります。岐阜県に新設された「中部学院大学 人間福祉学部」へと入学します。ここでの出来事や学びがなければ「つなぎびと」が生まれることはなかったはずです。
福祉系大学へ そこで得た学び
心理学部への進学をあきらめ、福祉学部への進学。その選択が今の自分を支える事になるとは考えもよりませんでした。たくさん学んだはずですが、現在の自分に強く残っていることが2つあります。
1・「福祉」で儲けて何が悪い?
2・障碍者の「性」について
1・は今回法人を立ち上げるにあたり、強く意識をするところです。当時に比べれば、今は多少ましになってきたとはいえ、福祉は食えない分野でした。その環境で、福祉で儲けるのはいけないのか?慈善事業(ボランティア)でなければいけないという、その意識、認識を大きく変えるものでした。「なんとかしなければ」という想いだけでは食えない。食えないものは仕事にならないということを教えてもらいました。今後展開をしてゆく事業においても、「なんとかしなければ」という想いを大切にしながら長く継続してゆくために正当な対価を頂きながら、派遣する講師とともに団体として仕事としていく努力をしていきます。
2・は学問として「性」を意識するきっかけになりました。障碍者は「性」を放棄しなければならないのか。周りに介助・援助を受けている人が、「セックス」=快楽を得ることに対する健常者の冷たい目。あなたの愛するパートナーがある日交通事故で半身不随となり車いす生活を余儀なくされました。そのパートナーとの子供を望めないのでしょうか?精神障碍者の方が恋愛感情を持ち、相手を求めることはそんなにおかしな事ですか?普段は意識せず過ぎ去ってしまうようなことを、事例として学び、いかに自分の「性」に対する考え方が無意識に芽生えたバイアスに囚われているのかを痛感しました。
そして、大学3年の時の出来事が、その後の大きな原動力となりました。
つづく
代表 成瀬ができるまで その①
皆さん、こんばんは。
「つなぎびと」代表の成瀬です。今日からは私がどうして「つなぎびと」を作るに至ったのか。以前の講話の時に配布した資料から、数回に分けて皆さんに紹介させていただきます。
改めて振り返ってみると、点と点が線でつながり今に至っているのだなと自分でも強く感じました。それではどうぞ!
2人の姉が決定づけた!?性の方向性
1978年、岐阜県の田舎に生まれた私には、5歳と4歳年上の姉が2人おりました。小さいころから可愛がられ、ケンカしながらも仲の良い兄弟だったと思いますが、私が小学校3年生ぐらいの時に最初の事件が起こりました。それは、それまで姉が乗っていた自転車をお下がりとしてもらったことです。もちろんもらえた事はよかったのですが、問題はその色。全部ピンク!小学生ながらにも、男の子であった僕にはそれがとても恥ずかしく思えてステッカーを貼って少しでもピンクの部分を隠そうとしていた思い出があります。男の子は黒か青。女の子は赤かピンク。今でこそとてもカラフルになったランドセルですが、当時はまだまだ、そんなに自由な発想は世の中にもありませんでした。
また、姉がいた影響で、小学生の頃から「少女マンガ」を読んでいた点も挙げておきたいと思います。多感な時期、何を読みそこから何を感じるかでその後の考え方は大きく変化していきます。熱血で単純明快で時に暴力的な「少年マンガ」と、恋愛が主体で、複雑な心の揺れを描くような「少女マンガ」。多くはどちらか一方を読んで成長することが多いと思いますが、その両方を読むことで自分の中で女性性が醸成されていったように思えます。
また、そんな時代から「セックス特集」を組んでいた雑誌「an・an」も姉の部屋にあり、こっそり読んでいた記憶があります。今の小学生高学年から中学生ぐらいの子どもたちを見ていると、女子が少し大人びていて、男子のほうが子供っぽいなと感じますが、自分の実体験として接している本などによってそのあたりの精神年齢の差が生まれているようにも感じます。(もちろん、女性の方が早熟ということはありますが)だからこそ、この時期に男性・女性に対するどんな価値観の本と接するかは、将来の「性」に対する考え方を決めるうえで大変重要です。今、お子さんをお持ちの皆さん。ご自身の子どもたちが日頃どんな本やマンガ・雑誌を読んでいるのかご存知ですか?
男女の性差に疑問を持ち始めた中学生時代
そんな環境で育ち、少し考えもひねくれていたせいか中学校では「仲間外れ」にされることもありました。大人になった今では「物腰が柔らかい」、「優しそう」と言ってもらえる雰囲気も、中学生の同年代の子どもの中では「女っぽい」や「おかまっぽい」、「男らしくない」という評価が下されます。「男」は強く、逞しく、泣いてはいけないというようなジェンダーバイアスに捕らわれていると「性」について学ぶ今でこそわかりますが、その頃は「自分らしく」いることがとても苦痛に感じられる時期でもありました。そんな環境でも、幸い手が出るのが早い性格だった為かいじめに遭うような事はありませんでしたが、中学生の間中はその環境が変わることはありませんでした。
さて、高校生時代は念願の演劇部への入部や、思いがけず2年の後期から1年間生徒会長(数学で赤点を取って補修を受けるという前代未聞の人選でした)をするなどありましたが大きな転機もなく、安穏な生活が続きます。大学への進学にあたり、心理に強い関心があり、文学部心理学科への進学を希望したものの、通っていた高校が商業高校であった(+数学は赤点でしたし、英語もすれすれ低空飛行だった)為に担任からはそれは無謀な挑戦と言われ、提案されたのが、福祉学部への進学でした。福祉分野であれば、選択科目で心理も学べるということと、新設校で推薦入試で面接・小論文で入学OKというところが決め手でした。
明日以降につづく・・・